(仮訳)オーストラリアにおけるMasseeëlla capparisの初報告
Liberato, J., McTaggart, A. & Shivas, R., 2014. First report of Masseeëlla capparis in Australia. Australasian Plant Disease Notes. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s13314-013-0121-y [Accessed February 3, 2014].
【R3-00352】2014/02/03投稿

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3行まとめ

オーストラリア新産種として、タイワンヒトツバハギを宿主とするさび菌の一種、Masseeëlla capparisを報告した。
本種はオーストラリア産のMasseeëlla属菌として初めて見出された種となった。
LSUに基づく分子系統解析の結果、本属菌はファコプソラ科菌類に近縁であることが示唆された。

(オーストラリア新産種)

Masseeëlla capparis (Hobson bis in Cooke) Dietel
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【よく似た種との区別】
Masseeëlla ciferrii
形態的には区別できない
本種と異なりクロウメモドキ科のBerchemia yemensisを宿主とする
Masseeëlla narasimhanii
同じヒトツバハギ属植物を宿主とする
形態が類似しており、同種の可能性もある
冬胞子のサイズが類似している
冬胞子の色が類似している
冬胞子表面に縦方向の条線がある
Phakopsora pachyrhizi
LSUに基づく分子系統解析で近縁
LSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phakopsora tecta
LSUに基づく分子系統解析で近縁
LSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される